休みが明けたら
僕は学生の頃、スーパーでアルバイトをしていました。
主にレジ作業が中心でしたが、そこでものすごく学んだことがあります。
休み明けは商品を確認するということです。
スーパーは毎日売り出しの商品が変わるため、商品の金額が日々変更されます。
僕がいた当時の店はレジが手打ちだったため、売り出し商品はレジに貼ってあるチラシか、記憶に頼ってレジ打ちをしなければいけなかったのです。
めちゃくちゃヒューマンスキルに頼った店でした。
そうすると、どの商品が売り出しなのか確認しておかないと大変なことになります。
商品には値札が貼ってないので、金額がわからないんですね。(今考えても恐ろしい仕組みです)
だから休み明けだったり、日が明けたりして出勤したらまず最初に商品を確認していました。
その後、働くことになった時計会社でも「休み明けは必ず在庫チェックをしなさい」と教え込まれました。在庫がわかっていないと、お客様に商品をオススメしにくくなるからです。
「このお客様にはあの商品がいい」と思っても、在庫がなければ勧めることができません。もし無くなっている商品をオススメしてしまって、在庫がなければお客様をガッカリさせてしまいます。
だから在庫は常に頭に入れているわけです。
休み明けは、その在庫が変わっているので必ず在庫チェックを徹底しました。
そうやって教え込まれたおかげで、その後、靴を販売していた頃も、私は誰よりも在庫に詳しくなっていました。
「あの商品はいくつある」
「あの商品はもうない」
と、頭の中にほとんど入れていたんです。
ですから、お客様を接客している時には頭の中で在庫がある商品を探してオススメできるようになります。
これができるのとできないのとでは、お客様へのオススメの仕方が全然違ってくるんですね。
読者の皆様が在庫のある商売かどうかはわかりません。
ですが、もしそうならば少なくとも自店の在庫は把握できるようにしておきましょう。
休みが明けたり、少し店を離れた時にはその在庫に変動がないか確認する。そういう癖をつけることで、お客様に自信を持ったオススメができます。
在庫状況は常に把握して、接客に備えておきましょう。