【2つの行動+1】新しい仕事に挑戦するためには自ら手を上げよう

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接客販売の仕事にも挑戦できることはある

接客の現場では、お客様を接客して売上げを立てることが重要視されます。当たり前ですが、売上げが無ければ皆さんの給料も出ないからです。

でも、売上げを上げるためにやる仕事は多岐にわたります。

売上げを上げるには、ただ接客をしていればいいわけではありませんよね。小売業なら商品のディスプレイの仕方や、展開の仕方。季節や地域のイベントを企画したりもします。店内の清掃に関しての仕事もありますし、新しいサービスを始めることもあるでしょう。

売上げを上げるためには、もう数えきれないほどのことを考えて、そこから効果のあるものを実行していくのが店としての在り方です。そしてそれをやっていくのは、他ならない店の従業員。つまり販売員ですね。

一販売員にも接客以外の仕事はあるんです。今後バイヤーとして仕事をしていきたいと思うなら、商品会議という仕事もあります。店長として活躍したいなら、従業員のシフト管理や指導も仕事の内です。こういった仕事にどんどん挑戦していくことが販売員としての成長にもつながります。それにできる仕事が増えるほど、会社や周囲からも認められて評価も上がっていきます。いやらしい話、給料が増えることだってあります。

あなたが今よりも成長したい、評価されたい、昇進したい、給料を上げたいといった願望を持っているのであれば、どんどん新しい仕事に挑戦していくことをオススメします

売上げをとにかく上げ続けるのも一つの手ではあります。しかし、ただ月間500万円売る人と、同じように月間500万円売りながらも販促企画を取り仕切れる人とでは確実に周りの評価が違います。もしも、あなたが雇い主だとしたらどちらを頼りたくなりますか?後者ですよね。より高い賃金を支払ってでも会社に残って貢献してもらいたいと感じるはずです。

仕事をもらうための二つの行動

 

「そうは言っても、なかなか挑戦したい仕事を回してもらえない」と嘆く方も多いのが現実です。

自分ではこんな仕事をやりたい、こんな風に働いてみたいと思っていても仕事を任せてもらえない。そのおかげで仕事そのものにやる気を失っている人もいたりします。

そんな方は、仕事をもらうための二つの行動をやってみてください。その行動とは、

  • 周りに公言する
  • 具体的な成果を見せる

の二つです。

周囲に前もって言っておく

何かの仕事をしたいと思うのであれば、まずは周囲に公言してしまいましょう。例えば、”ディスプレイを担当したい”と思っているのであればそれを周囲に言ってしまいます。

「私、ディスプレイを任せてもらえるようになりたいんです。」

「店の陳列を考えることが楽しいんです。それで結果を出せるようになりたいです。」

みたいな感じでどんどん周りに言ってしまうのです。そうすると周囲でいざその仕事が必要になった時に思い出してもらうことができます

『そういえばあいつがこの仕事やりたいって言ってたな…』と思い出してもらえれば仕事を回してもらえる可能性がグッと上がります。それが無いと、経験のある人や初めから頭に浮かんでいる人が優先されてしまっていつまで経っても仕事が回ってきません。

はじめから周囲に公言しておくことで、思い出してもらうという現象を起こせるんです。

同時に成果も見せておく

周囲に公言をしていくことは大切なのですが、それには根拠が必要です。

「ディスプレイを担当したい」と言っていても、何も勉強していない、全くの未経験というのでは上司としてはなかなか仕事を任せづらいのが現実。

でも、そこで普段からいろんな店を見に行ってディスプレイの勉強をしていたり、カラーコーディネートを学んで人を視覚的に惹きつける方法を知っているという根拠があればどうでしょうか?一気に『任せても大丈夫かも』という気がしてきますよね。こんな風に公言すると同時に、根拠も見せてあげることが大事です。

あなたがやりたい仕事が何かをイメージしてみてください。

次に、その仕事を実際にやるために必要な能力や経験がどんなものかを考えましょう。そうすると、自ずと自分がやるべきこと、周りに伝えるべきことが見えてきます。

迷っていたら無くなる

そして最後にもう一つだけ。

もし仕事を回してもらえそうなタイミングが来たら迷わず返事をしてください。

「ちょっとこんな仕事があるんだけどやってみる?」と上司が聞いてきた時に、「あ、できるかわからないんでちょっと考えさせてください」と言っていたらもうダメです。仕事を選んでいる内に、上司は他の人に仕事を任せてしまいます。

仕事を任せてもらうための一番の方法はスピード感なんです。

感覚的な話しにはなってしまいますが、すぐに『やります!』と言ってくれる人と、『考えさせて』と言っている人とでは頼りがいが全く違います。『やる!』と喜んで言ってくれる人に仕事を回したくなるのが人情です。上司だって人間なんですから、こんな風に感じるのも当然です。

仕事ができるかどうかで迷っていると、その仕事はあっという間に無くなります。「やっぱりやってみたいです」と伝えても、「もう他の人に頼んだからいいよ」と言われて終わりです。しかも、その時点で評価も下がってしまっています。これは残念すぎますよね。

仕事が回ってきたら、できるだけ早くやる気を見せて返事をしてください。確かにその仕事ができるかどうかで悩むこともあるかもしれません。でも、仕事をくれる人はあなたにできない仕事は振ってきません。できる可能性を感じているから仕事をくれるのです。だから、多少難しいと感じても大丈夫、自分を信じてやる気を見せましょう。絶対にその場で!とまでは言いませんが、少なくとも当日や次の日までには返事ができるようにしたいものです。

おさらい

  • 周りに公言する
  • 具体的な成果を見せる

そして

  • スピード感を出す

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ABOUTこの記事をかいた人

接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。