自分で決められることと決められないこと
接客販売員で悩んでいる人の中に、「商品がイマイチ」とか「立地が良くない」みたいな悩みを抱えている人がいます。
「もっと商品にアピールする力があれば売れるのに」
「もっと人通りの多いところなら売れるのに」
といった声を聞いたことはありませんか?こういう悩みを抱えている人って意外と多かったりします。でも、そんなことで悩むのは今すぐやめましょう。なぜならあなたに決められることではないからです。
どんな商品を仕入れて(製造して)販売するのかは経営者が決めることです。あなたが経営者なのであればそこの悩みはあって当然ですが、そうではないのであれば悩んでどうにかできることではないですよね?立地なんかも、すでにある場所で出店しているのですから今さら悩んでどうこうできる問題ではありません。
ハッキリ言ってしまうと、自分で決められないことに悩むのはただの時間の無駄なんです。
そんな時間があるのならば、自分で決められることに時間を費やしましょう。
商品にアピールする力が無いのであれば、販売員がどうやってアピールするかを考えることになります。陳列(ディスプレイ)の仕方を考えるのか、商品説明をもっと的確にするのか、POPなどをうまく活用するのか。それを考えるのが販売員の仕事です。
立地だってどうやっても変えられないのですから、今の場所までお客様に来てもらうようにするためには何をすればいいのかを考えることに時間をかけます。企画を打ってもいいですし、来店してくれたお客様のリピート率や口コミの数を上げる方法を考えるのでもいいでしょう。
とにかく自分に決める権利があることだけに時間を費やすことができれば、それだけ行動もできます。どうしようもないことに悩んでいる暇なんて接客の現場には無いはずです。
今の時期なんかだと、会社員なら異動の時期でもありますよね。接客販売員だって会社員ですからこういうこともあるかもしれません。
こういうときにやたらと、誰が異動になるのかとか自分が異動になるんじゃないかとかで気をもむ人がいます。もちろん気になる気持ちはわかりますが、それを気にして仕事に集中できないのであれば全く意味がありません。
だったらいつ異動を言い渡されてもいいように自分で準備をしておく。頼れる人が異動になってもいいように、今の内から頼らなくてもいいように力を蓄えておく。そんなことに気を回してください。
そんな仕事ができる人が周りから一目置かれて、次第に認められるようになります。自分が可能なことに絞って全力を注ぐ意識を身に付けてください。
おさらい
- 自分に決められないことに悩まない
- 自分に決められることに力を集中する