店頭での『報告・連絡』の意味を理解しよう

『報告・連絡』の意味

店頭で何人かのスタッフが働いていると、たまにこんな人がいませんか?

「あれ?〇〇さんは?」
「さっきまでお客様を接客してましたけど…」
「えー、どこ行ったのかな」

知らぬ間にスタッフが店頭から姿を消していて、誰もそのことを知らない。

バックヤードに入ると、実はそこで商品整理をしていたりします。

周りに何も伝えず、自分一人の勝手で店頭を空けたり、お客様をご案内してしまったりしているのですね。

もしあなたのお店でこんなことが起きているなら、今すぐ改善をしたほうがいいでしょう。

お店の基本は『報連相』です。

その中でも特に”報告”と”連絡”はお客様のことに直結します。

顧客の方が来店されれば、お店の全員がすぐに共有して全員で迎え入れられる状態を作れる。

商品が入荷したら、全員で共有してそれぞれ役割分担を行ない、すぐに店頭に並べられるようにする。

また、お客様からクレームがあれば、すぐに全員が共有すべきです。

これらができていないと、店頭の準備が遅れてしまうばかりか、場合によってはお客様にご迷惑をかけてしまうことすらあります。

お店の全員が”報告”と”連絡”をする癖をつけておかないと、こういうこともスムーズにいきません。

最初に出てきたお店を空ける瞬間はその一番わかりやすい例です。

ちょっとお客様をご案内するために外に出たり、ちょっとバックヤードに荷物を取りに行ったり。

そんな少しの時間でも、常に動きのある仕事中にはいろんなことが起こります。

だからこそ、少しのことでも誰かに連絡をできるかどうかがとても大事なんです。

「あの人どこ行った?」の時間は、誰にとってもすごく無駄な時間でしかありませんよね?

本来なら、「お客様をご案内してきます!」「商品整理のために裏に入ります」と周りに連絡しておくことです。

そのことがわかっていないと、他の報告や連絡をする意味もわかりません。

なぜ報告や連絡が必要なのか?

なぜ情報共有しておく必要があるのか?

全スタッフがきちんと理解できていて、スムーズに仕事が流れる環境を整えておきましょう。


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ABOUTこの記事をかいた人

接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。