感謝されるのには、”理由”がある
接客をしたり、作業をしたりと、販売における仕事の種類は数え切れないほどたくさんあります。
そんな仕事をしている時に、お客様や同僚から『感謝』をされたことが誰にでもあるはずです。「ありがとう」と言ってもらえたようなことですね。
例えば、お客様の洋服に少し埃がついていることに気づいて、声をかけて取ってあげた時。
例えば、同僚が仕事をしやすいように、作業スペースを軽く掃除してあげた時。
小さなことでも何でも構いません。ちょっと思い返してみてください。
さて、その時に、なぜ「ありがとう」と言ってもらえたのかを考えたことはありますか?
その「ありがとう」にはそれぞれに必ず、何かしらの理由があります。その感謝の理由を知ると、自分の強みが見えてくるんです。
感謝の理由から強みを見つける
接客をしている時にお客様からもらった「ありがとう」。
仕事をしている時に同僚からもらった「ありがとう」。
人によって、状況によって、感謝されることは変わります。その感謝は一体なぜもらえたのかを考えてみてください。
それは、自分にとっては、本当にほんの些細なことかもしれません。
普段から当たり前のようにやっていることかもしれませんし、何の意識もなくやっていたことかもしれません。特別なことだと感じることの方がむしろ少ないでしょう。
ですが、どんなに小さなことでも、相手にとっては感謝をするだけの理由があるから言ってくれるわけです。
掃除が苦手な人は、少し掃除をしてくれる人がいるだけで、とても助かります。
パソコンが苦手な人は、少しエクセルで表計算をやってくれるだけで、とても助かります。
もっというなら、苦手な人というのは、掃除をしなければいけないと気づくこともできないことがほとんどです。そもそも問題視することもできないという場合の方が多いでしょう。
だから、感謝されることには、苦手な人・他の人が気づけないけど、自分には気づけることが眠っています。それに気づいて突き詰めていくと、その道のエキスパートになれる可能性があります。
そんな小さなことから始まる何かが、強みになっていく人もいるのです。
もしかしたら、人より少し掃除が丁寧なだけかもしれません。
もしかしたら、人より少し周りが見えているだけかもしれません。
もしからしたら、人より少し気遣いができるだけかもしれません。
ですが、誰かに感謝をしてもらえることなのであれば、そのレベルをもう少しだけ上げられるようにやってみましょう。少し掃除をしただけで、感謝されたとしたら、もっと掃除をしてみるとか、そんなことです。
そうして、レベルが上がっていくと、感謝をされる回数も増えていきます。
それを繰り返していく内に、いつの間にか「あの人は掃除のプロだ」とか、「あの人は、仕事のサポートをさせたらピカイチだ」とか言われるようになっていくんです。
あなたが、これまでに感謝された理由はなんですか?
その感謝されたことのレベルを上げるには、何をすればいいですか?
自分の強みを見つけられなくて悩んでいるという人は、そんなところも意識してみるといいですよ。