情報発信アドバイスをしていて気づいてしまったこと

そもそも”知らない人”が多い

このところ、情報発信についてアドバイスをさせていただくことが増えています。

お店にしても個人の発信にしても、「こうしたらもっと見てもらえますよ」「こうしないと、なかなかお客様には届きませんよ」「これを伝えても、お客様にとってメリットはありませんよ」みたいなことを、私がお伝えするサービスです。

このサービスをしばらくやっていて、(わかっちゃいたけど、改めて)ようやく気づいたことがあります。

そもそも、情報発信のやり方そのものを知らない人がめちゃくちゃ多いということです。

情報発信をしようと思うと、だいたいすぐに思いつくのが、テレビなどのメディアを使うこと、こういうブログやSNS、私もやっているメールマガジンなどでしょう。まぁ情報発信自体に『これ』という形はないので、発信さえできるものであれば、チラシだってなんだって情報発信をしていることにはなります。

で、私が特にお伝えする機会が多いのは、ネットを経由する発信の仕方です。ホームページやSNS、ブログ・メールマガジンが主なところですね。

しかし、これらについて話をしていると、なんとなくでやっている人がとにかく多いんです。

例えば、「ブログで発信してますよ」みたいなパターン。

ブログを使って発信すること自体はいいのですが、本当にただの日記みたいなことばかりをザッと書いて、アップしているだけの発信が腐るほどあります。

でもこれではただの日記なので、お客様にとってメリットはありませんし、そもそも見てもらえる可能性すらありません。

口頭で「こういうことやっているので見てくださいね」と伝えられる相手なら、まだ可能性は残されているかもしれませんが、まったく会ったこともない、自分たちのことを知ってもいない新規見込み客が見てくれる可能性はないのです。

だから、普通はいかに検索に引っかかるようにするかを考えます。

そういう人たちにも見てもらえる可能性を上げるために、SEOを考えたり、タイトルや本文をどうするかなどを考えていくわけです。というか、それを考えていないと、よほどの情報力がない限りは見てもらえません。ネット上に無限とも思えるほど広がっている情報の中に、埋もれてしまうのです。

そういう状態で、「読者数が5人しかいない」なんて嘆いていても、それは当たり前のことですよね。(その5人に対して、いかに良い情報を提供するかも考えなければいけませんが、それはまた別の話)

それぞれの特徴とコツを理解すること

ですから、本当に発信をしようと思うのならば、それぞれの情報発信媒体の特徴とコツを理解していかないわけにはいきません。

ブログなら、アメブロやLINEブログ、はてなブログ、wordpressを使ったり、完全オリジナルでやるなど、それぞれでやり方も変わってきます。ランキングがある場合は、どうすればランキングが上がるかを考える必要がありますし、どんな検索ワードで自分たちのお客様が検索をかけるのかも見越して記事を書くことも求められます。

InstagramやTwitterなどなら、タグをどうするか、どの時間帯に投稿するかなども頭に入れておかないと、同じ投稿でも見てもらえる率が全然変わってきます。

どんな発信をするにしても、ある程度頭を使っていかないと、垂れ流しになってしまうことが多いんです。

ただやってさえいればいいと思っているなら、それは時間の無駄になりかねません。

ましてや、スタッフたちにそれを強いているとしたら、全然見てもらえない発信を続けなければいけないスタッフたちのテンションはどんどん下がっていきます。誰にとってもメリットがないんです。

なのでその前に、どんな発信の仕方をしなければいけないのかをぜひ学んでください。

それぞれの発信媒体の特徴とコツをある程度把握して、その上で、効果的に見てもらえるような発信を続けていく。内容が一番大切ですが、せっかく頑張った内容を見てもらうためにも、この辺りについてしっかり考えていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。