お子様は好きですか?
こんにちは。
接客販売の研修講師をやっている、坂本りゅういちです。
唐突な質問ですが、今この記事をお読みいただいているあなたは、お子様は好きですか??
お好きなら良かったです。
では、小さいお子様連れのお客様を接客するのは、得意ですか?
え?そうでもない?
もしそうだとすると、お子様連れのお客様を接客するときに、絶対にやっておきたいことをやっていないのかもしれませんね。
今回は、お子様連れのお客様を接客するときに、欠かせない”あること”についてお伝えしていきます。
お子様連れのお客様を接客するときは
お店にいると、少なくない確率で、お子様連れのお客様と遭遇します。
まぁお店の商品などにも左右されますが、だいたいどこのお店でも、お子様連れでご来店されるお客様は、いらっしゃるはずです。
そんなお客様を接客するとき、絶対に欠かせないこと。
それは、『お子様と仲良くなる』ということです。
私もこれまで、たくさんのお子様連れのお客様を接客してきましたが、お子様と仲良くなれたときは、やっぱりお客様の購買率も上がり、リピートも増えることがほとんどでした。
理由は、お客様の心理を考えてもらえればわかります。
小さいお子様を連れてお買い物をされるとき、お客様がもっとも気になるのは、やはり子供のことです。
ある程度成長しているお子様ならまだしも、小さいお子様(小学生低学年以下くらいですかね)をお連れの時は、お子様がグズってしまったり、好き勝手に行動してしまうということで、気が気ではないお客様は多いのです。
まぁ、自分のおもちゃを買うわけでもない買い物に、興味のない子供からすれば、お父さんお母さんが、自分を放って商品を見ているというのは、なかなか我慢ならないものでしょう。
そういう姿を、はたから見ている分には可愛いものなのですが、いざ販売員として、お客様を接客するとなると、そうも言って入られません。
せっかくお客様が気に入ってくれた商品があるというのに、お子様が泣いてしまったり、グズってしまって、買い物どころではないとなったら、チャンスをフイにしてしまうことになります。
これは何としても避けたいですよね。
これらを、お子様と仲良くなることで解消するというのが、この話の本筋です。
販売員がお子様と仲良くなれると、お客様は、子供を見てもらいながら買い物に集中することが可能になります。
また、自分の子供が機嫌よくいてくれれば、お客様も安心するものです。
そういう状況を販売員が作り出すことができれば、お客様は、お買い物を心置きなく楽しむことができます。
仲良くなるためにできること
とはいえ、お子様と仲良くなるというのは、口では簡単にいえても、実際にはそううまくいくものでもありません。
人によっては、「子供が全然懐いてくれない」と悩んでいる人もいることでしょう。
私も以前は、子供がそんなに好きな方でもなかったので(今は大好きですが)、お子様連れのお客様を接客するときは、本当に苦労しました。
お子様にすぐに泣かれてしまって、結局、接客どころではなくなることが多かったんです。
で、お子様連れのお客様を接客するのが上手な人の接客を、よくよく見て、どうすればいいかを考えたのですね。
すると、2つの”ある動作”をやっている人がいました。
仲良くなるための2つの動作とは
その”ある動作”とは、『目線を合わせること』と、『ハイタッチ』です。
このたった2つの動作だけで、一瞬で子供達と仲良くなっていたのですね。
これは本当に驚きました。
つい今しがた初対面で出会ったばかりのはずなのに、あっという間に子供が心を開いているのです。
やり方はとてもシンプルです。
まず、お子様に、「こんにちは〜」とか挨拶をしながら、自分の体を屈めます。
小さいお子様の目線と同じ高さまで、体を縮めるわけです。
そして、軽く、「お名前は?」とか言いながら、手を上げて「タッチ!」と言いながら、ハイタッチを誘います。
これだけです。
超簡単ですよね。
ですが、実際にやってみると、これが本当に効果を発揮します。
子供があまり得意ではなかった私でも、子供が照れ臭そうにハイタッチをしてくれると、一気に仲良くなれます。
すると、子供たちはその後、ちょっと声をかけると話をしてくれたり、遊んでくれたりするわけです。
これができるようになってからは、やたらと子供たちと仲良くなるのが早くなり、お客様にも驚かれることが増えて、結果、お客様が買い物をしやすい環境づくりができるようになりました。
今では、友人知人の子供達にも同じことをしていますが、やっぱり同じように、仲良くなってくれて、一緒に遊ぶ時間が増えています。
ほんのちょっとしたことなのですが、これでお子様連れのお客様が買い物しやすくなると、売上にも影響が出ますし、「あのお兄さんがいるから」ということで、お客様がリピートしてくれることも増えていきます。
ぜひぜひ、試してみてはいかがでしょうか?