どこまでが当たり前?
今回の話は販売だけでなく、仕事において非常に大切なことです。
みなさんの中の当たり前ってどんなことでしょうか?
例えば、お客様に敬語を使うのは当たり前ですよね。笑顔でいるのも当たり前かもしれません。他にも気を遣うのは当たり前だし、お金を片手で渡さないという当たり前もあります。
全て接客業では当たり前すぎることです。
ですが、売れる販売員、デキる販売員はこの当たり前のレベルが圧倒的に違うのです。
普通の販売員がお客様の前で笑顔でいることが当たり前と思っていても、売れる販売員は店頭に立っている間、いつお客様から声をかけられてもいいように笑顔を絶やさないことが当たり前。
普通の販売員がお金を片手で渡さず両手で渡すのは当たり前と思っていても、売れる販売員はお札の向きを揃えて渡すとか小銭を揃えて渡すことが当たり前になっている。
こういった細かい当たり前のレベルの差がお客様からの信頼を生んでいくのです。
仕事に対する意識も違う
こういった当たり前のレベルの差は接客だけでなく、仕事そのものにも影響してきます。
接客業に関わらず、どんな業種も仕事の種類は多岐に渡ります。
周りに仕事ができる人が必ず一人や二人はいると思うのですが、そんな人たちの仕事の一つ一つをよく観察してみてください。仕事ができない人と比べるとやっている作業そのものは変わらないのに、明らかに仕事が進んでいることがわかるはずです。
一体何が違うのか?
何度も言いますが、当たり前のレベルの差です。
同じ仕事をやっていたとしても、そのスピードの当たり前が違う。作業をしていてもミスをする頻度の当たり前が違う。一日に3件アポを取るのが普通の当たり前なのに、デキる人は5件が当たり前だと思っている。
そういう部分がよく観察すれば見えてきます。
自分が仕事をデキる人間になるには、そういったデキる人たちの当たり前のレベルに近づく必要があります。
デキる人たちを超えていきたいと思うのであれば、その当たり前のレベルを超えていかなければいけないわけです。
まずは仕事がデキる人を観察してみる。できれば、その人たちにどのくらいのレベルが当たり前だと思って仕事をしているのか聞いてみてください。
その当たり前が自分の思っていることと開きがあるのであれば、もっと自分の当たり前の質を上げていく必要があります。