こんなに良い道具があるのに使わないなんてもったいない!
2007年にAppleがiPhoneを発売してから、今日までにスマートフォンの普及率は爆発的に上がりました。
総務省の発表によると(平成29年度版情報通信白書)、2016年の個人におけるスマホ保有率は56%を超えており、現在までにはさらに伸びているとのデータも各所で出ています。
販売の現場でも、スマートフォンを持っていない販売員はほとんどいないでしょう。
このスマートフォンには、様々な機能がありますが、販売員にとってとても良い機能がついています。
『動画撮影』機能です。
(まぁスマホではなく、ガラケーでもこの機能はついていたのですが、見やすくなった・操作しやすくなったという意味ではスマホに軍配が上がります)
この機能は、本当に販売力アップの手助けをしてくれます。
販売力向上の秘訣は、ふりかえり
まず、販売力をアップさせるためには秘訣があります。
『ふりかえり』を、いかに精度を上げてやれるかどうかです。
ここで言う『ふりかえり』とは、読んで字のごとく、「やったことをふりかえって検証する」ことです。
販売力アップに関して言えば、実際に行なった接客をふりかえることで、「ここが良かった」「ここをもっと改善しなければいけない」と、成長の糧にすることができます。
しかし、スマホが普及するまでは、動画撮影に多少の手間がかかっていたため、接客をふりかえるためには記憶が頼りになっていました。
そのため「あの時、あんなことを言った」とある程度記憶はあっても、記憶に微妙な違いがあったり、実際にどんな動きをしていたかなどの確認がし辛かったのです。
これが、誰でも持っているスマホを使って撮影をすることで、一気に解消されます。
実際のお客様を勝手に撮影することはできないので、ロールプレイングなどでの話になりますが、接客の様子を撮影して、後で見返すことで、何度でもふりかえりができるし、正確に言葉や動作の確認ができます。これが本当に効果的なのです。
例えば、アプローチの場面では、
「このタイミングで、この位置から声をかけられるとびっくりしてしまうよ」というお客様役からのふりかえりがあったとすると、アプローチの位置やタイミングを考え直すことができます。
提案の場面でも、
「その前のこの質問があったから、この提案が効いたよね」というふりかえりができると、実際のお客様相手にも同じ方法が使えることがわかります。
同様に、動画なので細かい所作の確認ができます。
「この商品の持ち方は見栄えが良くないな」とか「立ち方があまりきれいに見えないな」といった部分も、自分自身がお客様目線で確認することができるのです。
さらに、スマホの場合は、共有が簡単にできます。
LINEなどのアプリを使用することで、その場にいない人同士でも動画送信が簡単にできるため、他人の接客を見ることも簡単にできますよね。
そうして、他の人の意見を聞いたり、他の販売員の接客を見ることも販売力アップの一助になります。
それらがとても簡単にできてしまうのがスマートフォンです。
どんな場所でも、どんな状況でも、手元でサッと操作をするだけで簡単に動画が撮影できるスマートフォン。質の高い、精度の高いふりかえりを行うためにも、ぜひスマホを活用してみてください。
きっと新たな発見があるはずです。