アパレルショップのための、YouTubeライブを使った動画生配信のやり方

こんにちは。kocoriの坂本りゅういちです。

昨今、コロナ関連のせいで、世界中のアパレルショップが営業しにくい状況になっていますね。

日本でも、多くの商業施設が休業してしまい、これまた多くのお店が閉まっている状態です。

ですから、自宅待機をされているショップスタッフ(販売員)の方もたくさんいらっしゃると思います。

さてさて、そんな中で、ただ手をこまねいていてもどうしようもないということで、徐々にインスタライブやツイキャスなどを使った、ライブ配信をし始めているお店やスタッフさんも増えてきています。

私も何度か実際にYouTubeでライブ配信をやってみました。

お店が開けられない中でも、ECサイトや、代引き郵送などを使って、売上が確保できるようにしたいという気持ちはよくわかります。実際に、そうした配信などを通して、少なくない売上を取れているというお店もあるとのことです。

でも、そのやり方がわからなくて、動けていない人やお店もあるのかもしれません。

今回はそうした方々のために、YouTubeを使ったライブ配信「YouTube LIVE」のやり方を、筆者の実際の体験も踏まえて、お伝えしてみたいと思います。

かなり長い記事ですが、配信そのもののやり方は知っていても(実際にやっていても)、その内容が残念なことが多いショップの考え方についても言及しています。(8 何を配信する?あたりからです)

本題はむしろこっちなので、配信すべき内容についても迷っているという方も、ぜひご覧ください。

1 YouTubeライブ配信とは?

もう言うまでもないとは思いますが、一応説明しておきます。

ご存知、「YouTube」は、世界最大の動画共有サービスです。

そこで普段、多くの人が見ている映像は、基本的に録画・編集されたものですよね。

それとは別に、ライブ配信と呼ばれるものがあります。名前の通り、「生配信」されている動画のことです。

通常の録画・編集されているものと違って、リアルタイムで動画が見られるので、例えばチャット機能を使って、視聴者とやりとりをすることが出来たり、オンタイムで視聴者からの要望に応えることができるなど、ショップで考えれば、いわゆる「接客」をしている状態に近い場面が作れます。

インスタライブなども同様ですが、視聴者目線で言えば、生放送ならではの高揚感みたいなものも得られるというわけです。

2 ライブ配信のメリット・デメリット

では、YouTubeでライブ配信をすることのメリットとデメリットには、どういうものがあるのでしょうか?

私なりに想定できるメリットとデメリットは、以下のようなものです。全て、ショップであることを前提とした考え方になっています。

メリット
  • お客様にリアルタイムの情報を届けられる
  • 録画した動画と違って、接客をしている感覚に近くなる
  • お客様からの要望にその場で応えられる
  • 思いの外、楽しい
デメリット
  • 失敗したらと思うと、意外と緊張する
  • 間違った情報を伝えた場合、編集ができない
  • ネット環境による不具合が発生すると、対処が大変

他にもいろいろあるのでしょうが、ザッとあげるとしたらこんな感じかなーと。

実際に筆者の坂本自身もYouTubeライブをやってみたのですが、やはり、リアルタイムで相手とやり取りができるというのは、接客をしている販売員からすると、案外やりやすいと思います。

それが普通に楽しかったりもするわけです。(やってみると、だんだんテンションが上がっていきます笑)

デメリットも気になる点をあげてはみたものの、実はそれぞれそこまで深く考えすぎることもないような部分かなと思っています。

失敗したら緊張するとか書きましたが、何を持って失敗というのかという話ですし、間違った情報を伝えてしまうと編集できないというのも同じで、後で言い直せば良かったりするだけです。

唯一、ネット環境の不具合が起こった場合が大変で、例えば通信が不安定になったり切れてしまったりすると、視聴者側では動画が止まった状態になって、見られなくなります。

この対処は、それなりにネットのことに詳しくないと難しい気もするので、面倒ではあるのですが、多少の対処法はあるので、後述します。

3 チャンネルの開設方法

ということで、早速実際のやり方について知っていきましょう!

まずは、アカウントの開設です。

YouTubeライブを始めるには、まず、その店(もしくは個人でも)のアカウントを作る必要があります。

この辺は私が説明する必要もないと思うのですが、一応簡単にお伝えしておきます。

チャンネル開設方法(パソコンの場合)

1)YouTubeにアクセス

2)Googleアカウントを持っていれば、そのままログイン(持っていなければ、アカウントを新規作成する)。ショップで配信をするアカウントは、「ビジネスの管理用」でやると良いです。

3)ログインができたら右上のビデオマーク「作成」をクリックします。

4)チャンネルを持っていない場合は、ここでチャンネルの登録画面が出ますので、チャンネルを登録します。細かい設定は後でも大丈夫です。アカウント確認も必要なので、この辺もやっておきます。*下の動画をご覧ください。

5)とりあえずチャンネルを作ったら、プロフィール画像や説明なども追加してみましょう。

*注意!:アカウントを新規作成した場合、ライブ配信ができるようになるまで、丸一日(24時間くらい)かかります。早くやりたいという方は、早めにアカウントを作っておきましょう!

めちゃくちゃザックリですが、こんな感じです。

もっと詳しく知りたいって方は、「YouTubeチャンネル開設」で調べると、詳しく書いてくれている人がいっぱいいますので。

4 ライブ配信のやり方

大事なのはここからです。

実際にライブ配信をやるための方法ですね。こちらも動画を用意しました。

基本的には、こちらもシンプルです。

ライブ配信のやり方

1)右上のビデオアイコンから、「ライブ配信を開始」をクリック

2)左側の「エンコーダ配信」「ウェブカメラ」から、ウェブカメラをクリック

3)動画のタイトルを入力

4)誰でも見られる「公開」、URLを知っている人だけが見られる「限定公開」、誰も見られない状態の「非公開」から選択

5)スケジュールを設定(配信したい日時に設定)

6)「いいえ、子ども向けではありません」をチェック

7)年齢制限もなしにする

8)サムネイル(動画のサムネイルになります)を撮影する。(後で、好みの画像に置き換えることができます)

ここまでで、あとは「ライブ配信を開始」をクリックすれば、ライブ配信が始まります。

ね?めちゃ簡単でしょ?

ちなみにこのやり方は、『WEBカメラ』を使うやり方です。

つまり、パソコンにもともとついているカメラや、パソコンにつないで使うウェブカメラのことですね。これらを使用して撮影を行い、配信をしていきます。マイクだなんだの設定も、パソコンでやります。

5 エンコード配信は必要か?

さて、ここまででもう配信はできちゃうわけですが、動画のクオリティを上げたいと思うなら、もう1つの方法で動画配信をすることもできます。

それは、エンコード配信というやつです。

先ほどの設定中にも、「エンコード配信」と書かれている部分がありましたよね?

これが何かと言いますと、エンコーダというアプリケーションを使って、様々なコンテンツを一緒の画面で表示したりするためのやり方なんです。

例えば、ワイプ画面が右下に出ていたり、画面の半分がスマホの画面になっている、なんて動画を見たことがありませんか?ああいう動画は、すべてエンコーダを通して作られている画面なのです。

要するに、「ややこしいことをしたいんだったら、エンコード配信が必要」という話。

ただこれに関しては、はっきり言えることがあります。

少し面倒です。

少なくとも、ちょっとした動画配信(と言ってはあれですが)をしたいくらいの感覚なら必要なし。

アパレルショップで伝えたい内容の動画だと、どこまでやるかにもよりますが、私個人的には、パソコンとかのウェブカメラでいいじゃんという感じです。

コーディネートの色味が分かりにくいとかは、カメラの性能の話ですから、関係ありませんし、エンコード配信のややこしさに疲れて、配信をしないよりはとにかくやってみた方がいいという感じです。

(もちろんエンコード配信をすることで、視聴者にいろんな情報を提供できるという側面は大いにあるので、そこは練習の余地ありです。詳しいことは私の記事よりも、詳細に書かれているものがたくさんありますから、「エンコード配信 やり方」とかで検索してみると良いでしょう)

結論は、エンコード配信のやり方で悩むなら、ウェブカメラでさっさとやりましょう!という感じ。

ちなみに、エンコード配信用のアプリケーションとしては、OBSというものが最もメジャーなようで、私もこれを使ってみました。でもやっぱりややこしい。

6 スマホからの配信について

「パソコンの用意ができないけど、スマホからの配信はできないの?」と思われる方もいるかもしれません。

これは確かに気になるところですよね。

結論から言いますと、「できなくはないけど、ハードルが高い!」です。

スマートフォン(iPhoneとか)からYouTubeライブを配信しようと思うと、決定的に超えなければいけない障害があります。

『チャンネル登録者数1,000人以上』という壁です。

YouTubeライブの規定により、スマホからのライブ配信は、チャンネル登録者数が1,000人を超えていないとできないんですね。

もともとチャンネルを持っていて、既に登録者数が1,000人以上いるというなら何の問題もありませんが、これからチャンネル作ってやってみよう!という方には、一気に1,000人もの登録者を集めるのは容易ではありません。

なので、あまり現実的ではないという話です。(YouTubeさん、もう少しハードル下げて…)

すぐに始めるなら、パソコンを準備しましょう。

7 用意したい機材

ところで、いざ動画を配信するとなると、必要な機材というものが出てきます。

正確には、パソコンやスマホでの配信をしようと思えば、内蔵のマイクやカメラがあるので、わざわざ揃える必要もありません。

ただ、画面の明るさが足りなかったり、マイクがやたらと雑音を拾ってしまうなどすると、どうしても、見栄えが悪くなり、せっかく商品を紹介したとしても、見せたい画にならない可能性もあります。

ですから、より良い状態で視聴者(お客様)に動画を届けようと思うなら、多少の機材を用意しても良いかもしれません。

*ショップの店内で配信したりすれば、照明などはある程度どうにかなるので、必要ならというレベルの話です。

ということで、あると便利な機材についてもご説明します。

1:パソコン

当たり前ですが、配信に必要なパソコンが要ります。

これはなんでもいいというわけではなくて、動画配信をするためには多少のスペックが必要です。

まず、それなりの処理ができるレベルのもの。まぁ最近のパソコンであれば、ほとんどクリアできるはずですが、動画を扱う以上、それなりに処理スピードが必要になるので、あまり古いものだとトラブルの元になります。(ゲーム配信をするわけではないので、それなりで大丈夫)

また、ウェブカメラが付いていないと、別で用意する必要があります。あまりにウェブカメラの画質が悪いと、ちょっと視聴者側にうまく伝えたいことが伝わらない可能性もあるので注意です。マイクも同様ですね。

2:外付けマイク

 

マイクに関しては、パソコン本体のマイクでも良いのですが、無い場合や、多少でも音質を良くしたいという場合には、外付けマイクを使うのも手です。

私はMacBook Proを使っているので、マイクは本体についています。ですが、外付けマイクを使っています。というのは、音声のオンオフが簡単にできるという理由からです。

私が使っているのは、FIFINE USB マイクなのですが、安い割に音質も悪くなく、スイッチ一つで音声のオンオフができて便利です。これは据え置き型なのですが、動きが必要な配信の場合は、ピンマイクを使う方が良いですね。

と言っても、テレワークが増えている影響で、外付けマイクは相当に手に入りにくくなっていますが‥。

3:外付けカメラ

外付けマイクと同様に、外付けのウェブカメラもあるなら理想的です。パソコン本体のカメラは、正直画質が良く無いので、洋服など、商品をしっかり見せたいと思うのなら、外付けのちゃんとしたウェブカメラや、一眼レフなどで、外付け対応しているものを使うのが吉でしょう。

ただ、こちらも今はテレワークの増加により、ほとんど手に入りません。コロナ恐るべしです。

4:ライト(照明)

あると良いなーと思うのが、ライトです。これがあるのと無いのとでは、かなり見栄えが変わります。(実体験的に)

私も最初はライトなしで、部屋の照明だけでやっていたのですが、どうしても顔に影ができてしまって暗く見えるのですね。部屋の照明は、基本上からなので、顔に影ができてしまうわけです。

そこで、導入したのが、リングライトと呼ばれるライトです。

私は、こちらのLEDリングライトが安かったので買ってみましたが、光量は弱いものでした。それでも、顔の影はだいぶ薄くなり、見栄えは良くなりました。

もっと光量のあるものや、リングタイプではなくて、写真撮影用のフラッシュ型のものなんかでも良いと思います。とにかく、表情が明るく見えるかどうかは、印象に影響を与えます。

一点注意したいのは、メガネをかけている人は、眼鏡への映り込みが起こることがあるので、置き位置には気を配りたいところです。

5:パソコンを置く台

必要ならばというレベルですが、パソコンの高さを調整するのは意外と重要です。(正確には、カメラの位置ですが)

低い位置から撮影するような状態になると、どうしても顔の写りが下から見上げるような状態になるため、あまり見栄えが良くありません。

画面収差(歪みのようなもの)を避けるためにも、できるだけ、真正面に水平になるくらいの高さで配信したいものです。

8 何を配信する?

さて、大事なのはここからです。ここまでの内容は、いわゆる本当の配信の仕方でした。

ですが、本当に考えるべき問題はそこではありません。

何より大事なのは、何を配信するか?ということですよね。だって、その配信の内容がお客様にとって何のメリットもないものならば、誰も見てくれませんし、当然、モノが売れることもありません。

そうなれば、配信する意味も無いわけです。

ですから、ここまではお膳立てのようなモノで、あくまで準備の話。ここからは、本当に大事な「配信すべき内容」について考えていきましょう。

大事なのは、商品説明じゃない

あなたは、どこかのショップの誰かがやっているYouTubeライブを見たことがありますか?インスタライブでもなんでも構いません。

もし見たことがあるなら、どんな内容だったかを思い出してください。

おそらくほとんどの場合、商品説明に終始していたはずです。

そう、多くのショップがやっている配信は、商品説明が中心になっているんですね。

私も色々と拝見してきましたが、やっぱりほとんどの配信が商品説明でした。

「このアイテムはウエストがゴムになっていて〜」とか、「この素材は、軽くて通気性が良くて〜」みたいなものばかり。

これが絶対に悪いわけではありません。

インスタグラマーとか、人気芸能人のような人がやるのであれば、「私も欲しい」「この人も使っているんだ」と、ファンが買ってくれます。

でも、販売員はそうじゃありません。ましてや、これから配信を始めようという人がそんな配信をしても、「その前にあなた誰ですか?」という話になるわけです。いや、そもそも見てももらえませんよね。

だから、そういう人が配信するべき内容というのは、商品説明ではなく、もっと別のことなのです。

思考をマーケティング寄りに

では、どんな配信が必要なの?という話になります。そのヒントは、マーケティング的な考え方をすると見えてきます。

どういうことかというと、これはもうシンプルに、「売ろうとしない」という考え方です。

「いやいや、売るために配信するんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんね。確かにその通りです。

生配信をわざわざするのには、商品をしっかり売ることが目的になっていることでしょう。それは当然のことです。

でも、それはセールス的な思考です。店頭で直接お客様を接客しているのならば、それでも良いのですが、配信を通して不特定多数の人相手にそれをやろうとしても、ニーズはバラバラだし、何が欲しいのかもわかりません。

ですから、セールス的な思考ではものは売れなくて、むしろやたらと売り込んでいるように見えてしまって、信用を落とす可能性のほうが高いんです。

ですから、思考をマーケティング寄りにして、配信をする方が良いということです。

ここでいうマーケティング寄りというのは、「商品を売ろうとする」のではなくて、「商品を買いやすくする」ということですね。「自然に欲しくなる」と置き換えてもらってもかまいません。

つまり、配信をする側が売り込まなくても、お客様が「それ欲しいから買う」と言ってくれる状態を目指しましょうということです。

必要な配信内容とは?

ということで、配信すべき内容は、商品説明ではないよということがわかりました。

じゃあ何を配信すればいいのよ?というツッコミが聞こえてきますが、ぶっちゃけた話が、それは自由です。お客様が最終的に「その商品欲しいね」と思ってくれさえすれば、何でも良いということになります。(言うまでもなく、良識の範囲内の話ですよ)

例えばですが、新作のジャケットを最終的に買ってもらえるといいなーと思っていたとします。

ここで商品説明をしても、まぁ売れなくはないのですが、そういう情報が溢れている中で、いくら語ってもなかなか商品が売れることはありません。延々と素材の話やら、価格の話やらやっていても、お客様は興味を持ってくれることは少ないですよね。

ですが、その商品を使ったテレワーク中のコーディネートの話になればどうでしょうか。

商品そのものの説明というよりも、自宅にある洋服との簡単なコーディネートで、「あなたもオンライン会議で素敵に見られますよ」ということが伝わる内容だったら。

お客様(候補)の人は、「なるほど、こうやって着ればいいのか」「これで自分も会社の同僚にオシャレに見てもらえるのか」ということがわかり、ついそのジャケットが欲しくなってしまいます。

「買ってください」的な情報をいくら流しても、食指が動かない人でも、自分から欲しくなれば商品は売れていくわけです。

今必要なのは、こういう情報であって、「この配信を見てくれた人は1,000円割引しますよ!」みたいな話ではないんです。

なんとなく伝わりましたか??

この辺は発想次第になってくるので、いろんなアイデアを出してみたいところです。

9 出演者はどうする?

内容がある程度固まったら、いよいよ配信ということになるわけですが、そこでまた大きな問題が出てきます。

「誰が出るの?」ということです。

実はここがかなり重要なポイントになります。

特にアパレルショップの場合、まずもってビジュアルは重視されます。これは多分多くの人が言わないことなのですが、やっぱり買う側の目線で考えると、それなりに格好良く、可愛く着こなしてくれている人でないと、説得力を感じられないからです。

純粋に見た目がかっこいい、可愛いという安易な話ではなくて、着こなしという点が重要度が高いポイントでしょう。当然、髪型やメイクも大事ですよ。まぁ今は美容室とかに行きにくいので、なんとかセルフでやるしかありませんけども…。

で、それと同じく大事なのが、しゃべりが立つ人かどうかです。

これも当然ですが、ライブ配信という場ですから、ある程度しゃべりができる人でないと、間が保ちません。

配信をやるとわかりますが、普段の店頭のような場とも全然違うので、意外と緊張もします。

そういう状況下で、ある程度しゃべりで視聴者を惹きつけられないと、すぐに離脱されてしまう恐れがあるわけです。せっかく良いことを言っていても、そもそも聞いてもらえなかったらもったいないですよね。

だからできる限り、しゃべりがうまい人を選ぶというのもポイントです。

こういうような話をすると、「誰がやってもいいじゃないか」とか、多様性のような話をされることがあるのですが、いやそもそも視聴者に見てもらうためにやるんだったら、見る側の人のニーズを考えられていなかったら話にならないわけです。

それは多様性とかどうとかいう話ではなくて、ニーズに応える努力をするかどうかみたいな話になります。そうしないと、売り上げを上げることもできません。

全然違う話をしていることになるので、この辺はご理解いただきたいところです。

10  配信トラブルとやっておきたいこと

ここまでで、配信のやり方(簡単にですが)、配信してもらいたい内容について書いてきました。

長々となりましたが、ご覧いただきありがとうございます。

と言いたいところですが、いざ配信をやってみると、思わぬトラブルというものが起こります。

ネット上のことなので、目には見えない原因であることも多く、そのトラブルシューティングに焦ってしまうということもあります。

現に筆者は、最初のYouTubeライブが、ネットが途中で切れてしまって中断したまま終わってしまうという散々な結果に終わりました。

なので、一応、考えられるトラブルとその対策について軽く触れておきます。

それに加えて、YouTubeでライブをやるなら、購買率を高めるためにもやっておきたいことについても書いておきます。

トラブル1)ネット接続が切れる

Wi-Fiやルーターの何かしらのトラブルで、ネット接続が切れてしまううことがあります。今は、テレワーカーが増えたこともあって、ネット接続自体がかなり重くなっていることもあり、こうした事象は頻発しています。

で、ライブ配信中にネット接続が切れるとどうなるか。

まず視聴者側には動画が固まった状態で見えてしまいます。

配信側は焦ってネットを繋ぎ直すことになるのですが、繋ぎ直しても、動画が動かなくなることもあるのです。(筆者はそれでダメでした)

正直、これが最も考えられるトラブルなのですが、対策をどうするかは悩みどころです。

何より困るのが、ライブ配信を一度でも止めると、その配信は終了してしまうということです。

一度配信をやめて、もう一度配信をし直そうとしても、URLが変わってしまうので、もう同じURLでは見れなくなるんですね。ですから視聴者も当然見てくれなくなります。

これを知らなかった私は、間違ってライブ配信をやめてしまい、そこで終わりました‥。

ということで、対策として考えたのが、別のURLを予備で準備しておくということです。

もし配信がストップしてしまって、復旧できなくなったら、予備のURLで再開しますよということをアナウンスしておき、同じライブ配信内容をするのですね。

これなら、もし接続が切れても何とかなります。

ちなみにエンコーダ配信の場合は、もう少し賢い対応ができるようなのですが、あくまでウェブカメラ配信の場合ということでご理解ください。(もっと良い方法があるようにも思うのですけどね)

トラブル2)音声や映像が途切れる

ネット接続は良好でも、マイクやカメラの都合、もしくは何らかの原因で音声や映像だけが途切れてしまうということも考えられます。

筆者はそうはなりませんでしたが、機材の故障なども想定はされるわけです。

こうなった場合、対処法としては、機材復旧を目指すと言いたいところなのですが、その時間でほとんど視聴者は離脱してしまいます。

ちょっとした間で視聴者はすぐに離脱してしまうものなので、よほど引きがない限りは難しいでしょう。

となると、考えるべきは、トラブル状態でも配信を続けるということです。

音声または映像のどちらかだけが切れているのだとしたら、そのままの状態でも続けられる配信に切り替えるということですね。

音声ならラジオ的にできますし、映像なら、動きや文字で表現ができます。そう考えると、事前に画用紙やマジックを用意しておくとか、音声だけでも楽しめるような音楽やSEを準備しておくという手もあります。

やっておきたいこと1)商品URLを載せておく

ここからは、やっておきたいことについて。

まずは、商品のURLを載せておくこと。載せる場所は、動画の説明欄です。

商品説明をしない(というか売り込まない)とは言いましたが、そうは言っても、買いやすい状況を作るのですから、お客様が商品を買いやすくなっていないといけません。

せっかく良い紹介ができていても、「欲しかったらネットで検索してね」では、お客様は動いてくれないのです。

だから事前に、説明欄(概要欄)に紹介する商品が掲載されているECサイトなどのURLを掲載しておくわけです。そうすれば、動画の中で「概要欄に載っていますよ」と伝えるだけで、お客様はすぐにその商品が買えるところまで辿り着けますよね。

こういう細かいことが実はすごく大事です。

やっておきたいこと2)チャットの声を拾う

そして、配信中のトークの話です。

動画配信をしていると、チャット機能と使うことができます。チャット機能というのは、ホストである配信側の人も、お客様である視聴者側の人も、自由に書き込める掲示板のことです。

これを使って、視聴者の方の意見や感想などをもらい、ライブ動画の内容に反映することができます。

これがライブ配信の醍醐味とも言える機能です。

で、実際にやってみると、チャットにいろんな声が飛んできます。(もし誹謗中傷があっても無視でいいです。規約違反ですし)

そうした声を、ライブ配信中に拾ってあげるのです。

「チャットにこういう声をもらいました〜」みたいな感じで紹介するということですね。

そうやって、視聴者も一緒に参加している感じが増していくことで、より動画に対してのめり込んでもらうことができます。

ちなみに、これは教えてもらったのですが、チャットを書いてくれた方の登録名を読み上げたりすると、テンションが上がるのだとか。配信慣れしている人は、そういうテクニックを使っているんですねぇ。勉強になります。


てなわけで、相当長くなってしまいましたが、ここまでが、アパレルショップでYouTubeライブを始めようと考えている人に向けたやり方の話になります。

何度も言いますが、最も大事なのは、やり方云々よりも内容です。

内容が伴っていないと、どれだけお金をかけても効果は出ませんし、逆に内容が伴っていれば、お金をかけなくても、視聴者であるお客様に喜んでもらうことができます。

ぜひ、あなたもお客様も楽しめるライブ配信をやってみてください!

大変な時期ですが、一緒に頑張ってこの時期を乗り越えていきましょう!!


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接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。