販売は商品ありき

商品の良さを知っているか

接客販売は、商品を販売する仕事。ですから、商品が無ければ成り立ちません。その商品のことをどれだけ理解しているかが販売をする人にとっては重要になってきます。

まず大前提として、販売者が商品を良いと思っていない限り販売はできません。と言うよりは、販売してはいけないと思います。販売者が良いと思っていない商品を販売するのは詐欺同然です。

だって、良くない・悪いものだと思っているものをアピールして売るわけですよね?お客様に「これは買わない方がいい」と言っているならまだしもそうではないわけですから、騙しているのと変わりません。

まずは自分が良いと思う商品を売ること。しかし、これも自分だけの解釈ではなく、いろんな角度から見た解釈を必要とします。

自分だけの目線では商品の良さは見えてこない

ある商品があったとします。正直、自分自身は必要のないものです。ですが、他者(お客様)から見たらどうしても欲しいもの・必要なものになる可能性があります。それは生活環境や、個人的な好みの問題です。

ですから、自分の目線だけで見た商品の良さはあくまでも一部分。多角的に見た中での良さを販売員は知る必要があるんです。これを知るためには、お客様との会話が欠かせません。

お客様は商品のどこが気に入っているのか。一体何を求めてその商品を購入しているのか。そういったことを、会話の中から探っていくのです。そうすることで、段々とその商品の良さが見えてきます。

自分にとって良いと思うかどうかではなく、お客様にとって良いかどうかを理解していなければいけません。


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ABOUTこの記事をかいた人

接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。