【接客ロープレコンテスト基礎】『舞台上』だということを理解して意識したいポイント

舞台

ロープレコンテストはどこでやるのか?

接客ロールプレイングコンテストのシーズンになりました。

各地区の各商業施設等では、続々とロープレコンテストが行われていて、大手の大会に出場する館の代表者が決まり始めています。

私が初めてロープレコンテストに出場したのも、今くらいの時期でしたね。懐かしいです。

 

さて、今回は、ロープレコンテストに出る方のために、というより、本当に入賞を狙っているという方のためにお届けしたい内容です。

ズバリ、ロープレコンテストはどこでやるのか?ということですね。

 

SC(日本ショッピンセンター協会)大会やイオン大会など、大手主催の接客ロープレコンテストは、各館の代表者が出場します。

その代表者を決めるのは、それぞれの館での大会です。

会議室などのクローズな場で行われる場合もあれば、イオンの大会のようにお客様の前で行われるという場合もあります。

この辺は各館のやり方によるものですが、地区大会(ブロック大会)以上になってくると、ロープレ大会は必ず『舞台上』で行われることになります。

読んで字のごとく、『舞台上』でして、例えば、大きなホールの舞台であったりとか、そういう場所です。

人前で、しかも舞台上(壇上)であるため、普段接客をするような店内とは大きく勝手が違っていて、緊張感も増してきます。

舞台上だからこそ気をつけたいポイント

でも、本気で入賞を狙うからには、舞台上であることで緊張するとかいうこと以上に、気をつけておかないといけないことがあります。

ロールプレイングコンテストでは、舞台上での接客を、審査員が審査します。

その際、審査員は舞台前の座っている席から、舞台を見ながら審査が行われることになります。ということはつまり、審査員から見てどう見えるかを意識した接客ができていないと、せっかくの良い接客も、良い評価を受けられなくなってしまう可能性があるのです。

どれだけ笑顔が良くても、審査員から見えなければ、評価のしようがありませんよね。

ですから、ここには注意をしておかなければいけません。

 

ここからは、特に注意したい3つのポイントを、ざっと挙げて解説していきます。

・見栄え

・見せ方

・ディスプレイ

この3つです。

それぞれ、解説していきたいと思います。

 

見栄え

簡単に見栄え(みばえ)と書きましたが、細かく考えるといくつかの要素に分かれます。

特に、『姿勢』と『表情』と『服装』については、要チェックポイントと言えます。

『姿勢』は、普段の接客だと意識しにくい部分かもしれません。普段、目の前のお客様を接客しているときは、多少背中が猫背になって曲がっていたとしても、お客様はすぐ近くにいるのでわかりにくいものです。

ですが、舞台に立っている状態を審査員席から見ると、話は大きく変わります。

ちょっとした猫背も、審査員席から見上げるように見ると、ものすごく姿勢が悪く見えてしまいます。

姿勢

上図の右側のような姿勢で接客している人は多いですが、舞台上では、これがものすごく不恰好に見えてしまうのですね。(思いっきり減点対象になります)

同様に、例えば、足を少し投げ出すような立ち方であったり、手を後ろに組むなどの基本的な姿勢については、厳しくチェックが入っています。

大会に出る前には、必ず少し離れた位置から見て、姿勢が正しい姿勢になっているか、接客中も崩れたりはしていないか、チェックしておくことが大事です。

 

合わせて、『表情』についても同じことが言えます。

普段の接客なら、良い笑顔に見える表情でも、審査員席は舞台上から少し離れた位置になります。

ということは、微笑程度の表情だと、よく見えなくて、良い笑顔に見えないこともあるのです。これは、舞台上と審査員席に距離があればあるほど、そうなっていきます。

距離を縮めることは難しいので、普段以上に口角を上げるとか、目尻をさげるといった工夫が必要と言えるでしょう。

 

そして、『服装』です。

中でも特にご注意いただきたいのが、踵のすり減った靴。

審査員席から舞台上に立っている販売員を見ると、本当に服装の細部までよく見えます。踵のすり減った靴を履いていたりすると、一発でわかるわけです。

その辺にも意識を持っておかないと、「こういう格好で普段から接客しているんだろうな」と思われて、減点されてしまうこともあります。

シャツやジャケットの背中のシワなども、注意したいポイントですね。

 

見せ方

審査員の席から見ると、舞台上の接客というのは、見えやすいようで意外と見えにくいものです。

というのは、販売員が緊張のあまり、舞台の奥側を向いて接客することが多いからなんですね。

審査員席に背中を向けるような形で接客を続けてしまう販売員を、毎年コンテストの場では多く見かけます。

こうなると、審査員としては、評価をしたくても見えないので、評価のしようがなくなります。ものすごくもったいないのです。

ですから、見せ方には注意を払っておく必要があります。

 

お客様を接客する時、細かく言えば、入店の挨拶をする際や、アプローチの時、加えて商品の紹介をする時などは、必ず、審査員に表情が見えるような角度で接客をするようにしましょう。

これができていないと、何度も言うように、審査員から見えない状態で接客が進むので、見た目の評価がどんどん下がっていきます。

意識としては、お客様を向いて接客するのではなくて、少し審査員に見えやすい角度に傾けて接客をするというイメージです。

少し難しいかもしれませんが、このあたりは、各大会の動画などを見て、研究してほしいと思います。

 

また、商品をお客様に紹介する時には、商品自体が、審査員にしっかり見える位置で接客することも大事です。

こちらも上記と同様の話にはなりますが、商品を平什器代わりの台に置いて接客してしまう方もいらっしゃいます。ですが、舞台上で接客をしている場合、審査員の席からは、商品が見えていないことがほとんどです。

となると、これもやはり評価が難しくなってしまいますね。

見せ方も必ず研究して、舞台上での接客であることを意識した見せ方をしてください。

 

ディスプレイ

そして、ディスプレイです。

意外と、商品のディスプレイについては重視していない人が多いのですが、通常のお店と同様、ディスプレイも接客を良く見せるためには重要です。

普段のお店でも、ディスプレイが整っていないお店にはお客様は入ってきてはくれませんよね。審査員は、そのあたりもちゃんと見ています。

 

ではなぜ『舞台上』であることに関して、このディスプレイが大事なのか?

それは、角度の問題があるからです。

 

会場にもよりますが、審査員席は通常、舞台よりも下がった位置にあります。

つまり、審査員は、舞台を見上げるような形で接客を見ることになるのです。(下図)

(少しわかりにくいかもしれませんが…)

普段の状態なら、販売員もお客様も、同じ目線で商品を見ることになるので、商品を見下ろす形での接客になります。

その状態が、一番お客様にとっては、商品が見えやすいからです。

しかし、コンテストの場では、審査員に商品が見えやすい状態を作る必要があります。

なので、商品を見下ろすような形で接客をしていたり、商品がナナメ上を向いている状態でディスプレイされていたりすると、審査員は商品が見えなくなってしまい、評価がしにくくなるのですね。

ディスプレイに関しても、極力、斜め下の位置から見上げた時に最も綺麗に見える状態を保つのが正解です。

 

コンテストならではのポイントを理解しておこう

ここまで挙げたようなポイントは、通常の接客ではあまり意識しない点かもしれません。

しかし、コンテストでは、コンテストならではのポイントがあります。

これを理解して臨むのと、そうでないのとでは、コンテストの結果に大きな影響を及ぼすことは必須です。

必ず理解しておき、コンテストで入賞を狙える体制を整えてくださいね。


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ABOUTこの記事をかいた人

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接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。