
言霊って何だ?
【言霊】という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
Wikipediaによると【言霊】とは
”言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。清音の言霊(ことたま)は、森羅万象がそれによって成り立っているとされる五十音のコトタマの法則のこと。その法則についての学問を言霊学という。” (参考)
と書かれています。簡単に言うと言霊とはその言葉そのものが持つパワーみたいなもののことです。
いきなりめちゃくちゃオカルトな話から始めましたが、本題に入ります。
皆さんの周りにいっつもネガティブな発言ばかりしている人っていませんか?
ことあるごとに、「私にはできない」「ダメ」「そうじゃない」「無理」「ついてない」などなど挙げればキリがないほどにあるネガティブ発言を繰り返している人がたまにいます。残念ながら本人は意識せずにいつの間にか口にしてしまっているのですが、実際にそういった発言をしている人は本当にその通りの人だったりします。
なぜか?
それは自分が発言していることで、周囲にもネガティブな印象を与えてしまっているからです。いつも「私にはできない」と言っている人は周囲から「あの人はできない」と思われています。本当は違うかもしれないのに、自分で言っている言葉がいつの間にか浸透してしまって、周囲の人たちもそう思うようになってしまっているんですね。
これってすごくもったいないことだと思いませんか?
本当は仕事ができるのに、自分が「できない」と言ってしまっているせいで周りの皆が仕事ができないと思ってるんですよ。いざ仕事をやらせてみると何の問題もなくできるのに、です。
ネガティブがあなたを魅力の無い人間にしてしまう
そうやってネガティブ発言を繰り返していると、次第に周りから見放されていきます。人というのは面白いもので、ほとんどの人が自分を引き上げてくれるような魅力を持っている人に寄っていくんです。これは逆も然りで、自分を落としていくような人からは自然と距離を置こうとします。
単純に、毎日暗い顔をして「もう嫌だ」とつぶやいているような人とずっと一緒にいたいか?って話です。冗談じゃないですよね。
だから、無意識にでもネガティブな発言をしていると周りから人がいなくなってしまいます。仕事に置き換えると、誰からも仕事を任してもらえなくなりますし、接客業をやっている人ならどう考えてもお客様はついてくれません。そんな人に接客されても楽しく買い物なんかできるわけありませんからね。
無理やりポジティブが世界を変える
そういうわけで、ネガティブ発言をするくらいなら無理やりにでもポジティブな言葉を出す方が良いです。
接客販売の仕事なんかやっているとどうしても落ち込むことはあります。実際仕事は楽ではありませんし、肉体的にもしんどいこともある。お客様のクレームで精神的に参ってしまうこともある。四月の今の時期なんかだと、思わぬ異動を言い渡されて全くわからない職場で一から覚えなければいけないことも出てくる。
そんな時に無理やりにでも「楽しい」とか「幸せ」とか何でもいいので呟いてみるのです。呟くだけでなく、周りの人から仕事を依頼されたり、頼られたりしたときに「全然平気ですよ」とか「楽勝です」とか言ってみてください。
そうすると周りの目が変わります。
「あの人はいつも楽しそう」とか「難しい仕事のはずなのに平気でやっている」とか周りが勝手に思ってくれるようになります。それを繰り返していくと自然と周りに人が寄ってくるようになります。より良い仕事をくれる人も出てきますし、助けてくれる人も増えます。現に私ならそういう人にしか仕事を頼みたくないです。
こういう話をすると、「そんな馬鹿な」「言葉一つでそんなわけない」という人もいますが、そういうことを言っている人がまさにネガティブスピーカーなんです。そんなくだらないことを言って人のせいにする暇があるなら、少しくらい自分の力で動いてみろよ、と。
環境のせいにしている人はたいてい自分がその環境を作っています。
良い環境にいる人は自分自身が良い環境を作っているんです。
従業員に愛されて、お客様に愛される人間でなければどうやったって仕事はうまくいきません。騙されたと思って、今日、今から口にする言葉を変えてみませんか?きっと世界が違って見えると思いますよ。