春物シーズン到来!アプローチの最初の一言に気をつけよう

いきなりの一言で春物が売れなくなってしまう!?

3月も後半になって、ずいぶん暖かくなってきました。

いよいよ春物シーズン到来!という感じですね。

 

さてさてこんな時期は、アパレル販売員を含む、シーズンものを販売している方にご注意いただきたいことがあります。

最初の一言次第で、春物が売れるかどうかがかなり左右されてしまうことです。

つまりアプローチの声かけを失敗してしまうと、春物が売れなくなってしまうんですね。

一体、どういうことでしょうか?

 

たとえば、こんなアプローチ場面を想像してみてください。

販売員「もうすぐ4月なのに、今日は寒いですね〜」

お客様「そうですねぇ」

…わかりますか?

こんなお声かけをしてしまうと、春物が売れる確率は大幅に下がってしまいます。

 

春物を買ってもらうために必要なことは、マインドセットです。

つまり、お客様の意識を

『もう暖かくなってきたから、冬物から春物に変えていかないといけない』

という意識に持っていくことですね。

 

ですが、先ほどのようなお声かけをしてしまうと、お客様はこう感じてしまいます。

『あ、まだ寒いから今日は春物いらないかな』

これでは春物が売れるわけがありませんよね。

少なくとも売りにくくなってしまうことは確かです。

最初に”寒い”と言ってしまった後に、「そろそろ春物が必要ですよ!」なんて言っても説得力ありませんよね。

 

だから最初の一言は、少し注意が必要です。

特に天候や気温などの話は声かけに使いやすいですから、つい言ってしまいがちです。

でも、寒いからと言って何も考えずにそのまま言ってしまっていると、売りたい春物が売れなくなってしまいます。

 

「暖かい日がだいぶ増えてきましたね」

「寒いと思っていたら、急に暖かい日があったりしてお洋服困りませんか?」

こんな風に、売りたい商品をオススメしやすくなるような声かけを意識するだけでも、売れ行きは変わってきます。

もちろん春に限らず、シーズンごとに同じことが言えますよ。

夏物、秋物、冬物など、それぞれに合わせた声かけを考えてみてくださいね。


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ABOUTこの記事をかいた人

接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori(ここり)代表。 SC接客マイスター1級。 アパレル・時計・靴・リラクゼーション業界など、様々な販売を経験し、売上日本一など数々の実績を残す。kocori設立後は、企業研修・コンサルティング、講演などを中心に活動している。