企業側のデメリット
企業や店に、接客ロールプレイングで起こるデメリットは以下のようなことです。
企業のデメリット
a:スタッフのモチベーションに影響がある(かもしれない)
b:大会入賞を目指すとしたら、ある程度のコストがかかる
a:スタッフのモチベーションに影響がある(かもしれない)
企業にとってのデメリットは、これに尽きるかもしれません。
出場者のデメリットの項でも書きましたが、接客ロールプレイング大会においては、人によって、向き不向きがあります。
人前で接客をするという特殊な舞台に立つことになるわけですから、合わない人にとっては、それはもう地獄なのです。
そのことを考えずに、強制的に出場させたりしてしまうと、人によっては、モチベーションが低下します。
最悪の場合は、それが原因で退職を考えるという人もいるくらいです。
そういう意味では、人選はきちんとしなければいけませんし、それ以上に、コンテストの意味や意義をきちんと伝える必要性もあります。
裏を返せば、ロープレを通してモチベーションを上げられる人もいるわけですから、ここは、企業としての人材活用の仕方が問われるポイントになるかもしれません。
b:大会入賞を目指すとしたら、ある程度のコストがかかる
2つ目のデメリットは、コスト面です。
これは、”絶対に”というわけではありませんが、大会入賞を目指すためには、やはりコンテストでしっかり勝てるための教育が必要になることが多々あります。
そういうものをぶっ飛ばして入賞する人ももちろんたくさんいるのですが、それはその人がたまたまそうであるというだけで、ほとんどの場合は、まず研修や教育をしっかり行って、コンテストに臨むことになります。
ですから、それなりに時間や金額といったコストがかかってしまうということです。
ちなみに、接客ロープレコンテストにかけている金額は、企業によってもまちまちですが、早いところは、大会が終わった直後から、次の大会に向けての対策を始めていて、年間で軽く100万円を超える金額を費やして、研修会やトレーニングを実施している企業もあります。
必ずしもやらなければいけないというものではありませんが、本気で入賞を目指すのだとしたら、ここは避けては通れない部分かもしれません。
まとめ
ずいぶん長くなってはしまいましたが、ここまでが、私が考える(リアルに感じた)接客ロールプレイングコンテストのメリットとデメリットです。
出場する人と、企業や店側としての見方と、両方の視点で書かせていただきました。
ぶっちゃけ話が多いので、どこかで怒られそうな気もしていますが、まぁでも、ご覧いただいている方にとっって有用な情報になれば嬉しいと思っています。
あくまでも、個人的な見解ということにしておいてください(一応保険をかけておく)。
デメリットの部分も書きましたが、一番強くお伝えしておきたいことは、出場してみる、もしくは送り出してみないと、それもわからないということです。
出場した人にだけしかわからないことって、結構たくさんあります。
また、出る際にどんな心構えで臨むかによっても、得られるものは変わってきますから、どうせ出るのであれば、がっつりメリットを享受してやろうくらいの気持ちで臨んでもらった方が良いと思いますよ。その方が絶対に得します。
今年もまた、全国各地で熱い戦いが繰り広げられると思います。
私もその光景を楽しみにしています。
もしかすると、どこかで、審査員としてお会いすることもあるかもしれませんが、その時はぜひよろしくお願いいたします。