
こんにちは、坂本りゅういちです。
今回は、新社会人の方におすすめしたいある行動についてのお話。
仕事を覚える最初の頃というのは、やっぱり大変です。
毎日山のように情報がなだれ込んできて、何からできるようになれば良いのかすらわからなくなるものですよね。そんな状態でも次から次にやるべきこと、覚えるべきことは増えていきます。
教える側もいきなり全部できるようになってくれるとは思っていません。(お店の状況にもよりますが)だから、ゆっくりででも着実に仕事を覚えてくれればそれで良いわけです。
しかし教わる側からすると、必死になって覚えなければいけないと重圧を感じるものでしょう。
こういう時期に個人的におすすめしたい行動があります。
できるようになったこと・できたことを記録することです。
自分で日々のモチベーションを管理するというのは、社会人になれば必要なことだと言えます。周りがモチベーションを上げてくれることは決して当たり前ではないので、自分で自分の気持ちを高めないとどうしても仕事は難しくなります。
またモチベーションが下がってしまうと、仕事を覚えるスピードも質も下がりやすいと個人的には考えています。
それくらい、気持ちの持ちようは大事です。
そこで、できたことやできるようになったことを記録するのです。
要は成功体験の記録ですね。
これは小さなことでも構いません。
たとえばレジ操作の方法を教えてもらって、最初に一人でレジ操作ができるようになった。その事実をメモ帳などに、「レジ操作が一人でできた」と記録するという具合です。
日記のように事細かに記録する必要もなく、メモ帳の端にほんの一言で良いのです。
もし自分なりに「これは頑張った」「これは自分を褒めてあげたい」と思うなら、それはそれで事細かに記録したり、デカデカと何かに書いたって良いでしょう。
僕はこういう記録はとても大事だと考えています。
事実、僕自身が販売を始めたばかりの頃、そんな記録をよくしていたからです。
素人に毛が生えた程度の接客でも、自分なりに頑張って商品が売れたり、想定よりもたくさん商品を買ってもらえたり。時には運もあるのかもしれませんが、それですら「こんなにできた」と記録をつけていました。
場合によってはメモに記録などではなく、売れたレシートの予備を自分のIDカードの裏に挟んでいたりもしました。
この記録は、ただ単にモチベーションを上げてくれるばかりではありません。
「自分でもこれくらいやれる時があるんだ」と自分を励ますことにも大いに役立ちましたが、それと同時に記録を見ることで、当時にどんなことをしたのかも思い出せます。
すると、同じようなシチュエーションになった時に、以前やった成功のための方法が頭に浮かんでくるのです。
これをコーチング用語では、『リソース』と呼びます。
自身の成功体験に関する知識や経験などの資源・資産という意味です。
(成功に限った話ではありませんが)
この『リソース』を自分で引き出すためにも、成功の記録があるととても有利です。
成功は次の成功を呼びます。
だからこそ小さなことでもどんどん記録して、自分の資源を増やしていくと良いのです。
1)今週1週間で自分なりできた、できるようになったと感じたことを記録してみましょう。
2)今月を終えたら、その記録を見返して感じたことを書き出してみましょう。
3)どんな気分になりましたか?また、どんな資源が得られたと感じますか?
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