
こんにちは、坂本りゅういちです。
接客販売を始めた当初に悩みやすいファーストアプローチ。
このアプローチを学ぶ時には、どんな声をかけようかと考え先輩スタッフのやり方を見ることが多くなります。その時に注目して見てほしいのが、”足捌き(あしさばき)”です。
アプローチは”声かけ”とも呼ばれるように、どうしても声(言葉)に意識が向きがち。
でも実際にアプローチがうまくいくかどうかは、声だけの問題じゃないですよね。同じようなアプローチの言葉を投げかけているはずなのに、うまくいく人といかない人とがいます。
実際には言葉だけが大事なのではなく、どのようにお客様に近づいていくか、どのようにお客様との距離を縮めるかが重要なことは多いのです。
だから、先輩たちの足捌きがどうなっているかは着目したいポイントです。
アプローチの成功率が高い人というのは、最初からあまり距離を詰めたりはしません。
少し離れた位置から、お客様に正対するわけでもなく微妙な角度をつけたりして近づきます。そして声をかけたら一歩引いたり、反応によっては逆に一歩距離を縮めるなど、細かい足捌きがそこにはあります。
この動きを理解しないまま言葉だけに意識が向いてしまうと、同じ言葉でもなんだか圧を感じてしまう人が出てくるのです。
今でこそ僕も無意識的に足は動いている状態ですが、これを身につけるのは結構苦労したなとふりかえります。やたらとお客様との距離が近かったり、お客様に正面から向き合いすぎて圧力をかけてしまったり。
そういう失敗を重ねてきてようやく、今の足捌きは身につきました。
先輩たちも同様にいつの間にか自然とできるようになっていることですが、長年の年月で培った足捌きを見て学ぶのはとても有効です。
ぜひ”足”に注目してみてください。
1)アプローチの成功率が高い同僚の足捌きに注目してみましょう。具体的にどんなタイミングでどんな動きをしていますか?
2)場面ごとの足の動きがそうなっている理由を考えてみましょう。
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