プレイバック『目指せ!販売の達人 ~販売力向上講座~』
当事務所代表の坂本りゅういちが毎日発行しているメールマガジン『目指せ!販売の達人 ~販売力向上講座~』。今回は過去の配信の中から、反響の多かった内容についてご紹介していきたいと思います。
【第129回】必死な言い訳
お客様に商品や自社の説明をする時に、必死に言い訳からスタートする人がいます。
「こちらの商品は○○で、これこれこうだから皆さんに人気なんです。これだけのデータがあってこれだけの効果が出ています。ですから…」
「我が社は○○で発祥した○○の会社でうんたらかんたら…」
これは商品や自社の説明ではなく、知らない人に私たちは信頼できるんですよ、あやしくありませんよと必死に言い訳しているのと一緒なんですね。
『マルチ』と呼ばれる商法を知っていますか?
まぁ端的に言うとネズミ講のようなものですが、そんな仕事をしているような人の話を聞くといきなり大量の資料を出してきて「僕たちの仕事は○○でこれだけの人がやっていてこんなに医学的なデータもあって、これだけやるとこんなにお金が入ってきてうんたらかんたら…」と聞いてもいないのにどんどん言い訳をしてきます。
話を聞いている側からするとどうでもいいんですよ。
別に聞きたいのは商品を買うかどうかを判断するための情報であって、あやしくないですよという説明ではないんです。
自分が接客をしている時のことを思い浮かべてください。「そちらの商品は…」と言い出して、聞かれてもいないのに延々と説明をしていたりしませんか?
自分ではお客様に商品や自社の情報を伝えているつもりなのかもしれませんが、相手に聞こえているのは「私たちはこんなにすごいんです。だからあやしくないので買ってください。」としてしか聞こえていません。
本当に自信のある商品ならば、何でもかんでも説明しなくてもいいんです。老舗のお菓子屋さんなどが、「試食してもらえばわかります」というスタンスでも売れるのはそういうことです。
商品説明をしているつもりでむやみやたらにアピールをし過ぎてしまうと、お客様にとっては言い訳をしているように聞こえてしまいます。自信のある商品を売る時に必要なアピールの仕方はどんなものなのか、一度じっくり考えてみましょう。
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