販売力のトレーニングはいつでもどこでも
販売力をつけるためには商品を実際に販売することが一番です。
お客様との会話をしながら、どんな言葉で商品の魅力を伝えれば購買につながるかを意識しながら接客販売をすることによって段々と経験が蓄積されて販売力は向上していきます。
ですが、そのやり方だけでは他の人に差をつけることは難しいもの。
接客をする機会はほとんど平等で回数も限られてきますし、お客様の要望も含まれてきますから販売力を上げたいと思っていてもなかなかうまくいかないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方々のために、今回はごくごく簡単にいつでも誰でもどこででも可能な販売力向上トレーニングをお伝えします。
と言ってもやることはものすごくシンプルです。
TwitterやFacebookをやっている方は、自分の好きなメーカーや気になるブランドなど何でもいいので検索してみてください。調べてみると、どのメーカーでも新製品の情報や既存商品のPRをしています。
そのPRされている商品の詳細を確認(商品情報をネットで調べたり)して、頭の中で接客販売してみるのです。余裕のある方は、商品情報と一緒に頭の中で接客をしている時の言葉や会話をノートに書きだしてみてください。
インターネット上でなくても、よく読む雑誌などに紹介されている商品でもかまいません。
本当にやることはこれだけ。
たったこれだけで接客販売力は確実に向上します。
なぜ販売力が向上するのか
上記で挙げたやり方をシンプルにまとめるとこうなります。
・商品を決める
・商品情報を調べる
・頭の中で接客する
この3ステップです。
なぜこんなことで販売力が向上するのか。
商品は何でもいいんですが、まず商品を決めた時点で自分の中では気になっているという点にポイントがあります。接客販売は売りたくない商品を売ることは基本的にありません。仕事に対してやる気が起きませんし、何より自分が良いと思っていない商品をお客様に奨めるのはナンセンスです。
そして、気になる商品を調べる。
これは商品知識をつけるためのトレーニングでもあります。何を知っていれば接客できるのか、どの点を知らなければいけないのかという点が繰り返していく内に段々とわかるようになってきます。
さらに、実際に頭の中で接客をしてみる。
いわゆる”ロールプレイング”というやつです。実際のロールプレイングが得意な方は、家族や友人、職場の方とやってもいいでしょう。
これをやることで、お客様がどんな質問をしてくるのか、どんなところが気になってくるのかを把握することができます。
実際頭の中で接客をしてみるとわかりますが、何か自分が商品を奨めるとお客様はそう簡単には買ってくれません。普段の接客の中での経験からそういうものだと自分がわかっているからです。
自分で決めた商品ですから、どんなところが気になるのか、何がよければ買うのかという基準も自分が持っています。
そうすると自分の提案の仕方も、お客様側の質問や気になる点もわかります。何か質問をされたときにどんな返し方をすれば商品が魅力的に見えるのかを考える良い訓練になるんです。
普段通りの仕事をしながらでもできますし、電車や車で通勤をしている時でも考えるだけですから簡単にできます。
あとは単純にやるかどうかだけの違いです。
一流のコンサルタントやマーケッターは電車の中吊り広告などを見て、「自分だったらどういう風にコンサルティングをするか」「自分だったらどういう風にマーケティングをするか」ということを考えてトレーニングをしています。
それとやることは特に変わりません。
考えるだけで販売力が向上するのならやってみても損は無いと思いますよ。