
コミュニケーションのプロフェッショナルが送り出す渾身の一冊
販売員や営業マンは常にお客様という人の前で仕事をしていますよね。相手が人間なのですから行動や言動に絶対の答えはありませんし、何が理想なのかも人によって変わってきます。そんな中でも、多くの人から”こうありたい”とか”こんな人なら付き合っていきたい”と思われる人はいます。その全ては、気持ちの良いコミュニケーションができるかどうかに詰まっていると思います。
そんなわけで(どんなわけだ)、久々に最近読んだ本の紹介をさせてもらいます。こちらです。
人の前に出る仕事の人へ。(ぴあ):加藤昌史著
人気演劇集団キャラメルボックスの製作総指揮を務めている加藤昌史氏が、Twitterで連載していた同名タイトルをベースにまとめあげられたもの。
個人的な話しになりますが、私(坂本)が初めて生で”演劇”というものを観たのもこのキャラメルボックスでした。良いと言っていた人がいたのでなんとなく気が向いて行ってみたら、それはもうすごい感動をして号泣してしまったことを今でも覚えています。そのくらい衝撃を受けた舞台でした。
そんなキャラメルボックスの製作総指揮をされている加藤氏ですが、舞台の開演前にはいつも観客に楽しくマナーを伝えるという『前説』もやり続けられています。(この本によると、すでに30年4000ステージ超えの回数だとか!)まさに人の前に出てコミュニケーションを取るプロなわけです。
加藤氏のTwitterは私もフォローしていて、以前からこの連載は拝見していたのですがいよいよ書籍化されるとのことで楽しみにしていました。実際読んでみると、Twitterの文字数制限がないため、より具体的に詳しい内容が書かれており学ばされることの多い内容です。販売員や営業マンなど、お客様相手に仕事をしている人へ向けたメッセージも数々読み解けます。
転載はできないので、詳しい内容については直に手に取って読んでもらいたいのですが本当におススメの一冊です。たまにはこんな本でも読んで、コミュニケーションに磨きをかけてみてはいかがでしょうか。