第22回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会
2017年、1月27日(金)毎年恒例のパシフィコ横浜にて第22回SC接客ロールプレイングコンテストが開催されました。
接客のコンテストとしては日本最大級の大会で、ここにたどり着くためにはなんと最低でも4万人以上の接客販売員の中から選ばれる必要があるというものすごい大会です。
今年も各地区大会を勝ち抜いてこられた26名の選ばれし接客販売のプロ達がしのぎを削る熱戦を繰り広げてくれました。
(毎年恒例のパシフィコ横浜。今年は春の嵐で強風に見舞われていました)
私は毎年観戦に訪れているのですが、今年はありがたいことにSC協会の方からご連絡をいただき、なんと審査中の時間にトークセッションで登壇させていただくことになりました。それも前回大会優勝者と一緒に。
テーマは『ロールプレイングの価値と意味を考えよう!〜全国大会出場者の実体験から導き出されるいくつかの理由〜』です。
昨年優勝されている竹原篤史さんはもちろんのこと、実は私、坂本も過去に全国大会に出場しておりましてお声がけいただいた次第です。おかげさまでたくさんのご来場者の方々にご覧いただけたようで、終了後もたくさんのお声をいただきました。
せっかくなので、トークの内容をごく簡単にお伝えしておこうと思います。
(対談中の様子。右は昨年優勝者である竹原篤史さん)
ロールプレイングの意義や魅力について
まずはロールプレイングそのものの意義や魅力がどんなところにあるのか、というテーマです。
ここは昨年大会優勝者の竹原さんからもあったように、練習としての意義が一番強いと感じています。野球の話にもたとえさせてもらいましたが、私個人は接客ロールプレイングは素振りだと思っていて、本番であるバッターボックス(店頭)に立つための練習として捉えています。
以前から当ブログでも書いているように、お客様を練習台にしないためにも練習は必要なんです。
ロールプレイングコンテストの意義や魅力について
接客販売においてロールプレイングコンテストは一種のジレンマを抱えています。どうしても実際の現場では売り上げなどの数字面での評価がメインだからです。
この辺もよくわかった上で、コンテストの意義や魅力について語り合いました。
ここでは竹原さんは、”人”の話をされていました。
コンテストを通して関わる人たちとの出会いや想いの大切さを知る良い機会でもあると。私もこれにはすごく同意してしまって、ロープレを通じて関わる人たちとの絆は接客販売員にとってものすごく大きな意味を持つと思います。
これからの販売員にとっての接客ロールプレイング(コンテスト)
最後は、これから現場で接客や販売をしていく販売員にとって、接客ロールプレイング(及びコンテスト)はどんな意味を持つのかについて。
ここでのポイントは”お客様”と”可能性”です。
竹原さんはお客様の笑顔やありがとうという言葉をもらうことが何よりのやりがいだそうです。それを学び続けるための方法として接客ロールプレイングの意味はとても大きなものだとのこと。
う〜ん、優勝者の言葉にはやはり重みがありますね。私は昨年優勝された時のスピーチを聞いているのですが、そのあたりのお話がとても印象に残っています。
そして私自身の意見はというと、これからの販売員にとっては可能性を広げるとても良い機会を作れるものだと思います。
私も竹原さんも、そして実は他のロープレで実績を残してきた販売員の皆様も少なからずロープレをやる前とその後で販売員人生に変化が起きています。私などは起業するきっかけにもなっているわけですし。
そういういろんな可能性を知っておいてもらいたいと個人的には切に願います。
ちなみにこれらの内容は約20分間のトークセッションのほんの一部でして、今後SC協会の広報誌などに掲載される予定だそうです。ご興味のある方は是非そちらもご覧下さいませ。
やっぱりロールプレイング大会は…
さて大会に話を戻しますと、今年の優勝者はフラワーショップの方でした。
残念ながら私は諸々の準備等で接客が見れず実際の内容がわかりませんので、今後発売予定のDVDでしっかり見させていただきたいと思います。
いずれにしても、少しだけ観戦できた参加者の方々の演技は誰もが素晴らしく、相変わらずのレベルの高さに感嘆してしまいました。
終了後の優勝者スピーチはフラワーショップ店員だからこそのスピーチでして、これもまたかなり印象に残っています。素敵なスピーチをありがとうございました。
(優勝は東京代表のフラワーショップの方)
やはりロールプレイング大会は、その場ならではの熱気と接客について深く考えさせられる良い機会です。
参加者も見ている人たちも、普段以上に接客や販売について考えたのではないでしょうか。
それこそがロープレコンテストの意義でもあります。嬉しい思いも悔しい思いも、必ずこれからの接客に活きます。
今日からまたお客様のために、お店のためにその高いスキルを活かしていっていただけることと思います。
本当に皆様お疲れ様でした!