
こんにちは、坂本りゅういちです。
販売を始めてすぐの頃、なるべく早くに身につけたいのは『リセットの手段』です。自分の心身をリセットする手段ですね。
忙しくなる時期には特に、このリセットがことさら重要になります。
仕事を終えて帰った後もそうですが、仕事の合間にリセットができるようになっていかないと、パフォーマンスに大きく影響を与えるからです。
たとえばGW真っ只中で来店がものすごく多くなってくると、やっぱり疲れます。
大型連休中などは普段来店されない新規のお客様も多くなりますから、慣れていないお客様対応をしなければならなくなることも。
すると肉体的な疲れと同時に、精神的な疲れも大きくなってきます。
そんな状態を1日何時間も続けるのはやはり相当な負担です。
どうしたって後半は疲れから、普段のようなパフォーマンスが難しくなってきます。当然接客にも影響が出てきますし、ひいては売上においても苦労してしまう。
連日そんな状態が続けば、連勤の後半は出勤した時点から低パフォーマンスになりがちです。
これを回避するために、リセットの手段を作っておくのです。
仕事の合間に一瞬でも時間ができた時や、お昼や中休憩のタイミング。
そんな合間合間に肉体的疲労までは回復できなくても、精神的疲労はなるべく回復できるようにしておきたいんですね。
退勤後にはそれぞれの楽しみ方でリセットはしやすいはずです。
ネトフリを観るでも良いし、趣味の楽器を弾くでも良いし、友達と飲みに行ったっていいでしょう。ある程度時間に猶予があれば、リセットはしやすいと思います。
でも出勤中の合間の時間のリセットは、自分で考えておかないとあっという間に時間が無くなります。
経験が増えてくると、自然とそんな時間にリセットする手段をいくつも持てますが、最初の頃はそこまで頭が回りません。だからなるべく早めに作っておきたいことなんです。
で、僕がこの話をしていて思うのは、思い込みが実はかなり大事なんじゃないかということです。
たとえば僕の場合は、
・休憩中に10分だけ寝る
・缶コーヒーを飲む
というのがよく使うリセットの手段でした。
毎日の休憩中にやってましたし、忙しい時期などはバックヤードにコーヒーを置いておいて、疲れたと思ったら一口飲むというようなこともしていました。
しかし、じゃあこれで本当に回復できるかと言われると、そう簡単でもありません。
10分寝るのは肉体的に疲労はだいぶ取れますが、精神的にどうかまではなんとも言えない。コーヒーを口にするのも、それで疲労が回復するわけでもありません。
でも、自分では回復していたつもりになれていたのです。
その理由が思い込み。
つまり暗示のようなものではないかと思うんですね。
『10分寝た』という事実によって、「よし、10分寝られたから回復できた」と思い込む。
『コーヒーを口にする』ことによって、「よし、コーヒー飲んだからもう大丈夫」と思い込む。
改めて考えてみると、そんな暗示を自分で自分にかけていたような気がするのです。
「そんなことで?」と思われる方も多いかもしれませんが、結局のところ(特にメンタルにおいては)思い込みでどうにでもなることがたくさんあります。
「これをやったから私は大丈夫」と自分で思えれば、案外それだけでもパフォーマンスは落ちないものです。
ですから、皆さんなりにそんな風な「これをやったから」の”これ”を作ってみてほしいなと。他の人がどんな風にリセットしているか聞いてみるのも良いかもしれませんね。
ぜひ読者の皆様も、自分のリセット方法を教えてくださいませ!
1)短い時間で自分をリセットする方法を3つ持つとしたら、どんな方法がありますか?
2)そのリセットを方法を実際に試してみて、「よしこれで大丈夫」と心の中で呟いてみましょう。
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