
こんにちは、坂本りゅういちです。
どんな時でもすぐに「最高!」と口に出す人って周りにいませんか?
「え?それ最高じゃん」
「この味、最高!」
個人的には、あまりこういう人の言うことは信用できないなと感じます。
安易に最上級を口にするからです。
「最高」「一番」「極上」「絶品」のように、この上ない様を示すような言葉はいくつかあります。単語だけではなく、「この上ない」などの表現もそうです。
テレビ番組の食レポなどでも、タレントが食べた瞬間に「何これ!最高!」的なコメントを発しますが、これは別にテレビ的なリアクションだから構わないとは思います。
でも通常の社会で何にでも最上級の表現を使うのは、嘘っぽいのです。
いえ、嘘っぽいというよりも感情が感じられにくいと言ったほうが何だかしっくりきます。本当に思っている感じがしないんですね。(辛辣)
童話に『オオカミ少年』がありますが、あれに近いものを感じます。
オオカミ少年は普段から嘘ばかりついて、オオカミが本当に襲ってきたいざという時に誰にも信用されませんでした。最上級を連呼している人は決して嘘をついているわけではないのでしょうが、その安易さがオオカミ少年よろしく信用を得にくくする原因になるのではないでしょうか。
「いやいや、そんな言葉はあまり使いませんよ」と思っている人もいらっしゃることでしょう。
でもたとえば、「こちらがおすすめです」とおすすめを連呼している人も同じです。
自分が感じる最上級の言葉だけでなく、お客様に言葉を届ける時に使う言葉も使いすぎると「本当に?」と思わされる言葉があります。
「おすすめ」「イチオシ」「目玉商品」
本当に必要な場面で使うからこそ、こうした言葉はお客様に響きます。安易に使いすぎていないか、確認してみましょう。
1)最上級の言葉を多用すると、接客にはどんな影響がありますか?
2)普段多用している最上級(に近い)言葉があるとしたら、どのように言い換えれば良いですか?
こちらの記事は毎日無料配信中の『販売力向上講座メールマガジン』とも連動しています。最新記事のご購読はこちらから。